モペゾム・ド・思考

抽象性、無意味、無駄、

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

褥瘡

痛みと痒みのどちらが耐え難いか。それを知る、その意を知る。やはり私には、痒みこそ耐え難い。 先日、学徒を辞めていよいよ本当の社会人となった。こうして見ると、晴れも曇りも前も後ろも無くなった、或いはその存在が、存在するままにどんどん希釈され、…

本学は濡れそぼる

本学は雨に濡れる。否応ない寂しさが傘に閉ざされており、雨打つ音が忽ち止水を奪い去る。波状に広がりゆくは寂しさ乃至それに対する絶望である。ざわざわと心を満たしつつある不安と狂気が樋を伝って外へと流れ行くような、土瀝青から染み出て有り余るほど…

ある偏屈を患っており

ある偏屈を患っており、この世相ごと社会を嫌っている。なんというか、拘りも、誇りさえない歌を前に、ある資本家が腕を組んでいるような感覚、そうした資本主義の産物、その隅々に対し辟易しているのは、単にそれ自体を嫌っているというか、それ自体にはき…

ガソリン洗浄剤

自らの職種にはほとほと絶望しているのに対し、それがひとたび他者の演目ともなると非常に恐縮してしまい、某人の薦めに甘んじてしまう性というものがあって、ただそういうものが単なる親切というよりかは、他者に対する憐憫というか、それ自体はきっと自己…