モペゾム・ド・思考

抽象性、無意味、無駄、

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

前略

草々不一

俺が「乙女過ぎて好き」と評した女達

はーー、こいつら乙女過ぎンぜ! ちょっと待てよ?「乙女過ぎる」ってどういうことだ?そうやって揶揄した女達に共通項など見当たらないのではないか? ・エリス『無職転生』──素直じゃなさ ・和田『フードコートでまた明日』──排外的な一途さ ・北白川たま…

健康診断でショボイ尿を出すな

健康診断でショボイ尿を出してしまったので、明日新しいの持ってこいと言われた。尿のバタコさんである。尿パンマーン!新しい尿よ!今度の尿は違うぜ、なぜなら出来たて朝イチの尿だからな!パンと尿は出来たてが一番うめーんだよ!!!! 死にやがれ!!!…

あの産声が今も尚聞こえている

我々はいつも叫びながら産まれてくる。一体何が欲しくて叫んでいるのか。それは恐らく空気だろうけれど、それとは別に、以後の人生においても、欲しいものは沢山出てくる。あのときの悲鳴は、きっと今も続いていて、自らの生を満たさん為に、欠如されたもの…

ウマ娘が面白い理由

黒羽と淑女がいた。黒羽は我が物顔で錆びた鉄橋を渡る。コツコツ。無機的な爪牙。雑踏という静謐の中で黒羽だけが音を生む。その悠遠なる闊歩は私と淑女にしか聞こえない。だとするのなら、私は淑女であり、淑女は駅員だった。パウン。そうして橋の主が現れ…

朔日

2月が終わり、朔日を迎える。2月の去る足並みは早く、皆がその到来を、半ば驚愕の面持ちで見ていた。しかし、それも最早囃されすぎた調子であり、私自身は水底の礫の様に無関係を徹し、憮然というでもなく、それはそれとして三月の風を感じていた。この風は…