モペゾム・ド・思考

抽象性、無意味、無駄、

書店と心的距離

 未だ買っていない本と、買って読んでいない本には、一切の、事実上の差異がない。書店は本の保存場所であり、隔地にある本棚であった。本棚は遠かれど、その内容たる書籍との距離に変化はない。読みたい本は本棚にある。読まない本もまた本棚にある。本棚には本があり、手を伸ばせばいつでも読むことができる。